Webサイト運用とは

Webサイト運用は、公開後のサイトについて、情報の更新、利用状況の把握、改善、管理体制の維持などを継続して行う業務の総称です。

単一の公式な技術標準で作業範囲が統一された名称ではなく、「ホームページ運用」とも呼ばれ、組織の目的や契約によって含める業務が異なります。

業務の範囲は名称だけで決めず、何を更新し、何を計測し、誰が判断するかを具体的に決めます。

Webサイト運用の主な業務

主な業務は、掲載情報の更新と、サイトの利用状況を把握したうえでの改善です。

コンテンツ・情報の更新

コンテンツの更新では、掲載内容の正確さと現在の状況との一致を確認し、追加、修正、差し替え、公開終了などを判断します。

例えばサービス条件、連絡先、告知の期限などが変わった場合、変更依頼、掲載承認、反映後の表示確認を順に行います。

本文を更新したら、リンク先や添付資料との間に矛盾がないかも確認します。

状況の把握と改善

状況の把握では、アクセスや検索での表示、サイト内の利用状況など、目的に合った情報を確認します。

Search Consoleでは、Google検索におけるクロール、インデックス登録、検索結果の表示状況を確認できます。[1]

Google アナリティクスでは、ページの閲覧状況や利用者の行動を確認できます。検索結果を中心に見るSearch Consoleとは、扱うデータが異なります。[2]

数字の増減だけで成果を判断せず、情報提供や申込み受付など、サイトの目的に合う指標を選びます。

Webサイト運用と保守の関係

運用は日々の活用や改善を広く指し、保守は機能や技術的な健全性の維持を中心に指すことが多いものの、実務上の範囲は重なります。

例えば、掲載情報の更新は運用、ソフトウェア更新や障害への対応は保守として分けられますが、契約によっては一つの運用業務にまとめられます。

「運用」「保守」という名称の違いだけで、更新、監視、障害時の連絡、修正の実施まで含まれていると判断しないことが大切です。

対象作業と責任範囲、対応時間帯、承認手順を決めておけば、業務名の解釈による行き違いを減らせます。

運用体制と役割分担

運用では、判断・承認、コンテンツの更新、技術管理の担当を明確にします。

  • 判断・承認:掲載の可否、表現、優先順位、変更時期などを決める役割。
  • 編集・更新:原稿や画像を準備し、承認された変更を反映する役割。
  • 技術管理:不具合や設定、利用するシステムに関する対応を担う役割。

一人が複数の役割を兼任する場合も、依頼内容、判断者、反映結果を後から確認できるようにします。

アクセシビリティ対応でも、担当者ごとの責任範囲を明確にしておきます。[3]

運用で継続的に確認する点

継続的な点検では、情報の正確性、表示や機能、アクセシビリティ、安全性、計測状態などを確認します。

アクセシビリティは公開時の一度だけで終わらせず、制作や更新の手順に組み込み、内容、プロセス、リソースを継続して見直します。[4]

アクセシビリティは、公開後だけでなく設計・開発の段階でも評価します。[3]

Search Consoleを毎日開く必要はありません。[1]サイトの目的と状況に合わせて、確認頻度を決めます。

情報の更新時、機能の変更時、問題の報告があったときなど、点検のきっかけと担当を決めておきます。

点検項目や頻度は、サイトの目的とリスクに合わせて調整します。

参考文献・出典

  • Supervisor
    supervisor

    桑田 陽介

    代表取締役

    Web制作・運用・改善に20年以上携わり、WordPress、CMS構築、SEO、AWSなど、Webサイトの企画・制作から公開後の運用まで幅広く担当。実務経験にもとづき、本記事の内容・表現・技術情報を監修しています。

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