概要

オーガニック検索(Organic Search)とは、検索広告などの有料広告枠とは区別される、通常の検索結果や、そこから発生する流入を指して使われる言葉です。日本語では「自然検索」とも呼ばれます。

Web解析では、単に「広告ではない検索」という一般的な意味だけでなく、計測ツールごとの分類ルールがあります。Google Analytics 4(GA4)のデフォルト チャネル グループでは、「オーガニック検索」は、参照元がGoogleの検索サイト一覧に一致する場合、またはメディアが「organic」と完全一致する場合に分類されます。[1]

項目

内容

用語

オーガニック検索

英語表記

Organic Search

別名

自然検索

分類

SEO・検索エンジン

主な意味

広告枠とは区別される検索結果・検索流入

主な計測

Google Search Console、Google Analytics 4

オーガニック検索とは

広告とは区別される検索結果

検索結果には、検索広告などの有料枠と、検索エンジンが検索内容との関連性などにもとづいて表示する通常の検索結果があります。

SEOで「オーガニック検索」という場合は、主に後者の検索結果や、そこからWebサイトへ訪れたユーザーを指します。

検索広告は広告費を使って出稿する仕組みですが、オーガニック検索の掲載順位そのものを広告費で購入するものではありません。

「検索結果」と「流入チャネル」の2つの文脈がある

オーガニック検索という言葉は、検索結果の種類を表す場合と、アクセス解析上の流入チャネルを表す場合があります。

SEOでは「オーガニック検索で上位に表示される」のように検索結果側の意味で使われ、アクセス解析では「オーガニック検索から何人訪問したか」のように流入元の分類として使われます。

この2つは関係していますが、同じ指標ではありません。

GA4におけるオーガニック検索

デフォルト チャネル グループに「オーガニック検索」がある

GA4では、流入元をまとめて把握するためにデフォルト チャネル グループが用意されています。

2026年9月28日時点の定義では、「オーガニック検索」は、参照元が検索サイトのリストに一致する場合、またはメディアが「organic」と完全一致する場合に分類されます。[1]

またGoogle Analyticsは、検索エンジンからの参照について、参照元のホスト名やクエリパラメータを既知の検索エンジン一覧と照合して処理すると説明しています。[2]

このため、GA4の「オーガニック検索」はGoogle検索だけを意味するわけではなく、GA4の分類ルールに該当する検索エンジンからの流入をまとめたチャネルです。

検索キーワードはGA4だけでは分からない場合が多い

Google Analyticsは、Google検索の多くがHTTPSで行われるため、検索キーワードのディメンションが自動的に「(not provided)」になると説明しています。[2]

そのため、「オーガニック検索から何件訪問されたか」はGA4で確認できても、「Googleでどの検索クエリから表示・クリックされたか」を詳しく調べるにはSearch Consoleを使う方が適しています。

Search ConsoleとGA4の違い

Search ConsoleはGoogle検索での表示・クリックを見る

Google Search Consoleの検索パフォーマンス レポートでは、Google検索におけるクリック数、表示回数、検索クエリなどを確認できます。[3]

これは、ユーザーがサイトへ到達する前を含む「Google検索上でのパフォーマンス」を見るデータです。

GA4はサイトへ来た後のセッションや行動を見る

GA4では、サイトへの流入元をオーガニック検索などのチャネルに分類し、その後のセッションやイベントを分析できます。

そのため、Search ConsoleとGA4は同じ「検索」を扱っていても、計測する位置と指標が異なります。

検索結果でどのクエリから表示・クリックされたかを見る場合はSearch Console、検索流入後にサイト内でどのような行動が起きたかを見る場合はGA4、というように役割を分けると理解しやすくなります。

オーガニック検索とAI経由の流入

GA4では「AI アシスタント」が別チャネルとして定義されている

検索や情報探索の方法が増えたことで、「広告ではない流入をすべてオーガニック検索と呼ぶ」とは限らなくなっています。

2026年9月28日時点のGA4デフォルト チャネル グループには、「オーガニック検索」とは別に「AI アシスタント」があります。[1]

GA4では、参照URLがAIアシスタントのリストに一致する場合など、定められた条件に該当するとメディアが「ai-assistant」となり、「AI アシスタント」チャネルに分類されます。[1]

したがって、ChatGPTなどのAIサービスからの参照流入を、無条件にオーガニック検索へ合算する考え方は、GA4の現行デフォルト分類とは一致しません。

Google検索内の生成AI機能とは分けて考える

Google検索にはAIによる概要などの生成AI機能がありますが、それらはGoogle検索の一部です。

一方、GA4の「AI アシスタント」は、外部のAIアシスタントなどからサイトへ送られる参照流入を分類するチャネルです。

「Google検索内のAI機能」と「外部AIサービスからの参照流入」は、計測上同じものとして扱わないことが重要です。

オーガニック検索をSEOでどう見るか

流入数だけでなく検索前後を分けて分析する

オーガニック検索を分析するときは、「検索結果でどれだけ表示されたか」「何回クリックされたか」「サイトへ来た後に何をしたか」を分けます。

Search Consoleでは表示回数・クリック数・クエリを確認し、GA4では流入後の行動を確認することで、検索結果側とサイト側をつなげて考えられます。[3]

広告流入と混同しない

広告からの流入とオーガニック検索からの流入は、獲得方法が異なります。

どちらも検索結果画面から訪問する場合がありますが、SEOの成果を見るときは広告流入を含めず、オーガニック側のデータを分けて確認する必要があります。

ツール上の分類ルールを確認する

「自然検索だからこのアクセスは必ずオーガニック」と人間の感覚だけで判断すると、実際の解析ツール上の分類とずれることがあります。

特にGA4のデフォルト チャネル グループは具体的なルールで分類され、AIアシスタントなど新しいチャネルも追加されています。[1]

オーガニック検索をレポートするときは、一般的な言葉の意味と、使用している解析ツール上の定義を分けて確認することが重要です。

参考文献・出典

[1] Google Analytics ヘルプ「デフォルト チャネル グループ」 https://support.google.com/analytics/answer/9756891?hl=ja

[2] Google Analytics ヘルプ「[GA4] キャンペーンとトラフィック ソース」 https://support.google.com/analytics/answer/11242841?hl=ja

[3] Google Search Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定」 https://support.google.com/webmasters/answer/7576553?hl=ja

※2026年9月28日確認

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