概要

ランディングページ(Landing Page、LP)とは、Webサイトへ訪れたユーザーが最初に到達するページを指す言葉です。

Google Analyticsでは、ユーザーがWebサイトを訪れたときに最初に目にするページをランディングページとしています。[1]

一方、日本のWeb制作・広告運用では、広告やキャンペーンなどからユーザーを誘導し、問い合わせ、資料請求、購入、申し込みなど、特定の行動につなげることを目的として作られたページを「LP」と呼ぶことが多くあります。

そのため「ランディングページ」には、アクセス解析上の意味と、Web制作・マーケティング上の意味があります。この2つを混同しないことが重要です。

用語

略称

分類

アクセス解析での意味

Web制作・広告でよく使われる意味

ランディングページ

LP

Web制作・サイト基礎

訪問時に最初にアクセスしたページ

広告等の誘導先として、特定の行動を促すために設計したページ

ランディングページとは

アクセス解析では「最初に到達したページ」

Google Analyticsは、ランディングページを、Webサイトを訪れるユーザーが最初に目にするページと説明しています。ホームページ、商品ページ、登録フォーム、ブログ投稿など、最初にアクセスされたページがランディングページになります。[1]

例えばユーザーが検索結果からブログ記事へ直接アクセスした場合、そのブログ記事がランディングページです。トップページから閲覧を始めた場合は、そのトップページがランディングページになります。

つまり、アクセス解析におけるランディングページは「LPとして制作された専用ページ」だけを指すわけではありません。

なお、GA4のランディングページはセッション単位で記録されます。同じユーザーがWebサイトへ2回アクセスすれば、それぞれのセッションにランディングページが記録されます。[2]

Google広告では広告クリック後の遷移先を指す

Google広告では、ランディングページを、広告をクリックしたユーザーに表示されるWebページとしています。通常は広告に設定した最終ページURLと同じURLです。[3]

そのため広告運用では、

広告 ↓ ランディングページ ↓ 問い合わせ・購入・申し込み

という流れで考えることが多くあります。

この意味でも、ランディングページが1ページ構成でなければならないという決まりはありません。

日本で「LP」と呼ばれるページ

特定の目的に絞ったページとして作られることが多い

日本のWeb制作では「LP制作」という言葉が、商品・サービスなどを1ページで詳しく説明し、問い合わせや購入などの行動につなげるページ制作を意味することが多くあります。

例えば、

  • 商品購入
  • サービスの問い合わせ
  • 資料請求
  • セミナー申し込み
  • 求人応募
  • キャンペーン応募

など、ひとつの成果へ向けて情報を構成します。

一般的なコーポレートサイトのように多くの情報を横断して見てもらうよりも、特定のユーザー、商品、サービス、キャンペーンなどにテーマを絞ることが特徴です。

ただし、これは日本のWeb制作・マーケティングで使われている実務上の呼び方であり、「LPは必ず縦長の1ページ」「他ページへのリンクを置いてはいけない」といった技術規格やGoogleの定義があるわけではありません。

ランディングページとホームページ・Webサイトの違い

Webサイトは複数の目的を持つことが多い

企業のWebサイトでは、

  • 会社を知ってもらう
  • サービスを紹介する
  • 採用情報を伝える
  • お知らせを公開する
  • 問い合わせを受け付ける

など、複数の目的を持つことがあります。

ユーザーはナビゲーションを使いながら複数のページを閲覧します。

LPは特定の目的へ情報を集中させる

Web制作でLPと呼ばれるページは、特定の商品・サービス・施策へテーマを絞り、ユーザーが判断するために必要な情報を一連の流れで掲載する設計がよく行われます。

そのため、

  • 広告で伝えた内容
  • ファーストビュー
  • 商品・サービスの特徴
  • 利用するメリット
  • 実績・事例
  • 料金
  • よくある質問
  • CTA

などをひとつのストーリーとして設計することがあります。

必要な情報は商材やユーザーによって異なり、すべてのLPに同じ構成が適しているわけではありません。

ランディングページでよく使われる要素

ファーストビュー

ユーザーがページへ到達した直後に目にする領域です。

広告や検索結果で期待した内容と、遷移先のページ内容が大きくずれていると、ユーザーは目的の情報を見つけにくくなります。

Google広告でも、ランディングページの利便性を、広告をクリックしたユーザーにとってページがどの程度関連性があり有用であるかを示すものとして説明しています。[3]

商品・サービスの説明

ユーザーが「自分に必要なものか」を判断できるよう、商品やサービスの内容、特徴、対象者、利用方法などを説明します。

単にメリットを並べるだけではなく、対象ユーザーが抱える課題や、利用条件、注意事項なども必要に応じて整理します。

信頼を判断するための情報

商材によっては、

  • 運営会社
  • 実績
  • 導入事例
  • 利用者の声
  • 料金
  • 保証
  • よくある質問
  • 連絡先

などが、判断材料になります。

掲載する情報は事実に基づき、誤認を招く表現を避ける必要があります。

CTA

CTA(Call To Action)は、ユーザーに次の行動を促すための導線です。

例えば、

  • 購入する
  • 問い合わせる
  • 資料を請求する
  • 予約する
  • 申し込む

といったボタンやリンクがあります。

LPでは最終的な目的に合わせてCTAを設計します。

広告とランディングページの関係

広告とページの内容を一致させる

Google広告の品質スコアは、推定クリック率、広告の関連性、ランディングページの利便性という3つの要素から算出されます。[4][5]

例えば広告で「法人向けWeb制作」を訴求しているのに、遷移先が会社のトップページだけで、法人向けWeb制作の情報がすぐに見つからない場合、ユーザーにとって分かりにくい可能性があります。

広告の訴求内容と遷移先ページの内容をそろえ、ユーザーが期待する情報へ到達できるようにすることが重要です。

品質スコアだけを目的にしない

Googleは品質スコアについて、1〜10で表示される診断ツールであり、KPI(重要業績評価指標)ではないため、最適化したり他のデータとともに集計したりするべきではないと説明しています。[5]

また、広告オークションでリアルタイムに使用されるのは品質スコアそのものではなく、推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性という3つの要素だとしています。[4]

LPを改善するときは品質スコアだけを見るのではなく、

  • コンバージョン率
  • 問い合わせ数
  • 購入数
  • 広告費用
  • ユーザー行動
  • 離脱状況

など、実際のビジネス成果と合わせて判断する必要があります。

ランディングページの効果を確認する

GA4で最初に閲覧されたページを確認する

Google Analytics 4には「ランディングページ」レポートがあり、ユーザーがWebサイトへアクセスした際に最初にアクセスしたページと、そのページにアクセスしたユーザー数を確認できます。[1][2]

広告専用LPだけでなく、検索から流入したブログ記事やサービスページもランディングページとして集計されます。

そのため「どのページが入口になっているか」を確認する用途に利用できます。

LPの目的となる行動を計測する

特定の成果を目的としてLPを制作した場合は、

  • フォーム送信
  • 商品購入
  • 電話リンクのクリック
  • LINEへの遷移
  • 予約完了

など、目的に応じた行動を計測できるように設計します。

ページの閲覧数だけではなく、最終的な目的へどの程度つながっているかを確認することが重要です。

ランディングページを制作するときに知っておきたいこと

長ければ良いわけではない

日本のLPでは縦に長いページがよく見られますが、ページの長さそのものが成果を決めるわけではありません。

説明が必要な商材では情報量が多くなることがありますが、シンプルな申し込みページでは短い構成の方が分かりやすい場合もあります。

必要な情報を、ユーザーが判断しやすい順番で伝えることが重要です。

LPだけで改善が完結するとは限らない

広告からLPへ誘導する場合、成果はLPのデザインだけで決まるものではありません。

  • 広告のターゲティング
  • 検索キーワード
  • 広告文
  • 商品・サービスそのもの
  • 価格
  • オファー
  • 入力フォーム
  • 計測設定

なども影響します。

LP改善では、ページだけを切り離すのではなく、広告から申し込み完了までの流れ全体を見る必要があります。

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