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CTA(シーティーエー)とは、Call To Actionの略で、Webサイトや広告、メールなどを見たユーザーに、次の行動を促すための表示や導線を指します。
例えば、
といったボタンやリンク、メッセージがCTAとして使われます。
CTAはWeb標準で定義された技術用語ではなく、マーケティングやUI設計の分野で広く使われている実務上の呼び方です。「ボタンのデザイン」だけを指す言葉でもなく、ユーザーに何をしてほしいかを示し、その行動へ進める一連の導線として考えることが重要です。
用語 | 正式名称 | 読み方 | 分類 | 主な役割 |
|---|---|---|---|---|
CTA | Call To Action | シーティーエー | サイト改善・CRO・UX | ユーザーに次の行動を促す |
Webページを閲覧したユーザーが、内容を理解したあとに何をすればよいか分からないと、そのままページを離れることがあります。
CTAは、
など、次に取れる行動を明確に示す役割を持ちます。
CTAはランディングページだけでなく、
など、さまざまな場所で利用されます。
CTAというと大きなボタンを想像することが多いですが、CTAは必ずボタンである必要はありません。
例えば、
も、ユーザーへ行動を促す役割を持つ場合はCTAとして扱われます。
重要なのは形ではなく、ユーザーへ具体的な次の行動を提示しているかどうかです。
CTAは、ユーザーに行動を促すための表示・UIです。
例えば「無料相談を予約する」というボタンがCTAになります。
コンバージョンは、Webサイトや広告で設定した成果・重要な行動を指す文脈で使われます。
例えば、
などです。
CTAをクリックした時点でコンバージョンになる場合もあれば、その後フォームを入力し、送信完了した時点でコンバージョンになる場合もあります。
そのため、
CTA ↓ フォーム ↓ 送信完了
という流れでは、CTAクリックはコンバージョンへ進む途中の行動です。
CTAのクリック率だけでなく、最終的な成果まで確認する必要があります。
BtoB企業やサービスサイトでは、
などがCTAになります。
ユーザーがすぐに問い合わせる段階ではない場合、
といったCTAを用意することがあります。
ECサイトでは、
などが代表的です。
採用サイトでは、
など、求職者の検討段階に合わせたCTAが使われます。
CTAの文言は、クリック・タップした後に何が起きるかをユーザーが想像できることが重要です。
例えば「送信」「クリック」といった抽象的な言葉より、
のように、行動と結果を具体的に示した方が分かりやすい場合があります。
Nielsen Norman Groupは、「Get Started」のような曖昧なCTAについて、ユーザーが何が起きるか予測できず、期待と遷移先の内容が一致しない場合に混乱を招くと指摘しています。[2]
CTAの表現は、ページの目的と遷移先の内容に合わせて決める必要があります。
ページ内に複数のボタンやリンクがある場合、すべてを同じ強さで目立たせると、どれが主要な行動か分かりにくくなることがあります。
英国政府のGOV.UK Design Systemでは、ページ上で最も重要な操作を目立たせるための考え方が示されています。これは同デザインシステムを採用するサービス向けのガイダンスであり、すべてのWebサイトに適用される標準ではありませんが、実務上の参考になります。[3]
実務では、
のように視覚的な強弱を付けることがあります。これは業界で広く使われる整理であり、Web標準上の正式な分類ではありません。
また「CTAは必ず1個だけにする」という決まりもありません。
長いランディングページや複数の目的を持つWebサイトでは、ユーザーが必要なタイミングで行動できるよう、同じCTAを複数箇所に配置したり、異なる選択肢を用意したりすることもあります。
CTAを目立たせるために色を変えることはありますが、「赤なら必ずクリックされる」「緑が最もコンバージョン率が高い」といった万能な色はありません。
Baymard Instituteは、主要なボタンにユーザーの注意を向けるには、ほかと区別できるボタンのスタイル、目立ち方、一貫した配置、内容が分かる文言が必要だと説明しています。[4]
また、色の違いだけに意味を依存すると、色覚特性などによって区別しにくい場合があります。
CTAは色だけでなく、形、位置、文言、余白、見出しとの関係などを含めて判断しやすくします。
スマートフォンでは、ボタンやリンクを指で操作します。
CTAが小さすぎる、周囲のリンクと近すぎる、押したことが分かりにくいなどの状態は操作ミスにつながります。
CTAは見た目だけでなく、実際に操作しやすいUIとして設計することが重要です。
CTAはページ上部に置かれることが多いですが、すべてのページで同じ位置が最適とは限りません。
商品・サービスを理解する前に申し込みを求めても、ユーザーが判断できない場合があります。
一方、すでにサービスを知っているユーザーにとっては、ページ上部ですぐ行動できる方が便利な場合があります。
そのため、
などを考えてCTAの位置を決めます。
長いページでは、内容を理解したタイミングごとにCTAを繰り返し配置する方法もあります。
CTA改善では、クリック率を確認できます。
ただし、クリック数が増えても、その後のフォーム完了率や購入率が下がれば、最終的な成果が改善したとは限りません。
例えば、
など、目的に合わせて複数のデータを確認します。
CTAの文言、配置、デザインなどを変更し、複数パターンの成果を比較するA/Bテストが行われることもあります。
Nielsen Norman Groupは、A/Bテストについて、何を改善したいのかという目標と仮説を先に決めたうえで実施し、結果を解釈する必要があると説明しています。[5]
単に「色を変えたらクリックが増えた」と判断するのではなく、十分なデータをもとに評価します。また、テストで分かるのは比較した案の優劣であり、常に最適な答えが得られるわけではありません。
CTAを必要以上に大きくしたり、過度な点滅やポップアップを使ったりすると、ユーザーの閲覧を妨げる場合があります。
ユーザーがページ内容を理解し、納得したうえで自然に次の行動へ進めることが重要です。
ボタンの文言と実際の遷移先・処理内容が異なると、ユーザーの信頼を損ねます。
例えば「無料で確認する」と表示しながら、直後に支払いを要求するなど、ユーザーの予想と大きく異なる設計は避ける必要があります。
CTAはコンバージョン率だけでなく、ユーザーが安心して行動できるかというUXの視点でも設計します。
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