概要

ホームページとは、Web用語としてはWebサイトの入口となる主要なページ、いわゆる「トップページ」を指す言葉です。MDNでは、Webサイトを読み込んだときに最初に表示される傾向があるメインのWebページを「ホームページ(ホーム)」と説明しています。[1]

一方、日本では「会社のホームページを作る」「ホームページ制作会社」のように、トップページだけでなくWebサイト全体を指して「ホームページ」という言葉が広く使われています。

そのため、Web制作の現場では「ホームページ」という言葉が、文脈によって「Webサイト全体」と「Webサイトのトップページ」の2つの意味で使われます。本記事では、この違いを整理して解説します。

用語

読み方

分類

Web用語としての意味

日本で広く使われる意味

ホームページ

ホームページ

Web制作・サイト基礎

Webサイトの入口となる主要ページ

Webサイト全体

ホームページとは

Web用語としてはWebサイトのメインページを指す

Webサイトは、複数のWebページがリンクなどで関連付けられた集合です。

MDNは、Webサイトについて、グループ化され、さまざまな方法で互いにつながったWebページの集まりと説明しています。また、そのWebサイトを読み込んだときに表示される傾向があるメインのWebページを「ホームページ(ホーム)」としています。[1]

例えば企業サイトで、

  • トップページ
  • 会社概要
  • サービス
  • 採用情報
  • お知らせ
  • お問い合わせ

といったページがある場合、この全体がWebサイトで、その入口となるトップページがWeb用語としてのホームページです。

ただし、ホームページが必ず特定のURL形式でなければならないという技術的な決まりがあるわけではありません。サイトのルートURLに設定されることが多いものの、Webサイトの構成やアプリケーションの仕組みによって表示方法は異なります。

日本ではWebサイト全体の意味でも使われる

日本では「ホームページ」という言葉が、Webサイト全体を意味する言葉として定着しています。

例えば、

  • 会社のホームページ
  • 店舗のホームページ
  • 採用ホームページ
  • ホームページ制作
  • ホームページをリニューアルする

といった表現では、トップページ1枚だけではなく、複数ページで構成されたWebサイト全体を指していることが多くあります。

この使い方は技術用語としてのhomepageとは範囲が異なりますが、日本のWeb制作・ビジネスの文脈では広く使われている言い方です。

そのため、Web制作の相談や見積もりでは、「ホームページ」という言葉がどの範囲を指しているのかを確認することが重要です。

ホームページとWebサイトの違い

Webサイトは複数のWebページをまとめた単位

MDNでは、ブラウザーで表示できる文書を「Webページ」、それらがグループ化されてつながったものを「Webサイト」と説明しています。[1]

Web用語として整理すると、

  • Webページ:1つのページ
  • ホームページ:Webサイトのメインとなるページ
  • Webサイト:複数のWebページや関連リソースをまとめた全体

という関係になります。

日本語では同じ意味で使われる場面が多い

実際の会話では、「ホームページ」と「Webサイト」がほぼ同じ意味で使われることがあります。

例えば「企業のホームページをリニューアルしたい」という依頼であれば、トップページだけでなく、会社概要やサービスページなどを含むWebサイト全体のリニューアルを指していることがあります。

そのため、Web制作では言葉の正誤だけを問題にするよりも、

  • トップページだけを指しているのか
  • Webサイト全体を指しているのか
  • 新規制作なのかリニューアルなのか
  • どのページや機能まで含むのか

を具体的に確認することが大切です。

ホームページの主な役割

Webサイト全体の入口になる

トップページとしてのホームページは、Webサイト全体の入口として機能します。

ユーザーが企業名やブランド名で検索した場合、トップページへアクセスすることがあります。そこからサービス、会社情報、お知らせ、問い合わせなど、目的に応じたページへ移動できるようにします。

一方で、検索エンジンや広告、SNSなどからユーザーが下層ページへ直接アクセスするケースもあるため、すべてのユーザーがホームページから閲覧を始めるわけではありません。

サイト全体の内容や特徴を伝える

企業やサービスのWebサイトでは、トップページを見ることで、

  • 何を提供している会社・サービスなのか
  • 誰に向けたものなのか
  • どのような特徴があるのか
  • どの情報へ進めばよいのか

を把握できるように設計することがあります。

トップページに情報をすべて詰め込むのではなく、概要を伝えながら適切な詳細ページへ案内する役割もあります。

組織の公式情報を伝える場所にもなる

Google Search Centralでは、組織の名称、URL、ロゴ、住所、電話番号などを伝えるOrganization構造化データについて、ホームページまたは組織の説明を掲載した単一のページ(企業情報ページなど)へ配置することを推奨しています。サイトのすべてのページに含める必要はないとしています。[2]

これは「構造化データを入れれば検索順位が上がる」という意味ではありません。

企業や団体の公式Webサイトでは、サイト上の会社名、連絡先、所在地などの情報を正確に掲載し、Webサイト内で一貫させることが基本です。

ホームページに掲載される主な情報

企業や事業者のホームページでは、目的によって掲載内容は異なりますが、例えば次のような情報があります。

  • 企業・ブランド・サービスの概要
  • 主なサービスや商品
  • 特徴や強み
  • 会社情報
  • お知らせ
  • 導入事例・制作実績
  • 採用情報
  • よくある質問
  • お問い合わせへの導線

すべての情報をトップページへ掲載する必要はありません。

サイトの目的やユーザーの知りたい情報を整理し、必要なページへ移動しやすい構成を作ります。

ホームページの作り方はひとつではない

ホームページやWebサイトは、HTML・CSS・JavaScriptなどを使って制作する方法のほか、WordPressなどのCMS、ノーコード・Web制作サービス、ECプラットフォームなどを利用して構築する方法があります。

必要な仕組みは、

  • 更新頻度
  • ページ数
  • 問い合わせや予約などの機能
  • EC機能の有無
  • 運用担当者
  • セキュリティ
  • 将来の拡張性

などによって変わります。

「ホームページを作る」という言葉だけでは必要な技術や費用は決まりません。何を目的として、誰がどのように運用するかを整理したうえで、制作方法を選ぶ必要があります。

ホームページについて知っておきたいこと

公開するだけで集客できるとは限らない

Webサイトは公開しただけで自動的に多くのユーザーが訪れるものではありません。

検索から見つけてもらうためのSEO、Googleビジネスプロフィール、広告、SNS、既存顧客への案内など、目的に応じた集客施策が必要になる場合があります。

また、公開後も情報が古くならないよう更新し、問い合わせやアクセス状況を確認しながら改善していくことが重要です。

「ホームページ」と「Webサイト」は文脈で使い分ける

Webの技術用語として整理する場合は、Webサイト全体とホームページを分けて考えると理解しやすくなります。

一方、顧客との会話や一般向けの説明では、「ホームページ」という言葉がWebサイト全体を指して使われることも多くあります。

重要なのは言葉を一律に訂正することではなく、相手がどの範囲を指しているかを正確に把握することです。

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