概要

WordPressマルチサイトは、1つのWordPressインストールで複数のサイトを管理する機能です。複数サイトをネットワークとしてまとめ、それぞれのサイトでコンテンツを管理します。[1][2]

マルチサイトの構成と管理

構成を理解する際は、全体をまとめるネットワークと、その中の各サイトを分けて捉えます。[1]

  • ネットワーク:1つのインストールを基盤とし、複数サイトでテーマやプラグインを共有する構成です。[1]
  • 各サイト:投稿などのコンテンツをサイトごとに保持します。ユーザーの情報はネットワークで共有されますが、役割はサイトごとに割り当てられます。[1][2]
  • URL形式:サブドメイン型とサブディレクトリ型があり、採用する形式に応じてホスティング環境や設定を確認します。[3]

通常のWordPressサイトとの違い

主な違いは、1つのインストールで扱うサイト数と、テーマ・プラグインを導入する権限です。次の表はWordPressの標準的な権限を前提としています。[1][4]

観点

通常のWordPress

マルチサイト

サイト数

1インストールで1サイト[1][3]

1インストールで複数サイト[1]

プラグイン・テーマの導入

サイトの管理者が導入[4]

ネットワーク管理者が導入[2][4]

管理者

サイトごとの管理者[4]

特権管理者がネットワーク全体を管理[2][4]

マルチサイトにも各サイトの管理者は存在します。ネットワーク管理者が導入することと、各サイトで利用可能なテーマやプラグインを有効化することは別の管理です。[2]

向いているケースと注意点

採用前には、共通化したい部分と、各サイトに任せる部分を整理してください。

  • 管理体制:複数のサイトを同じ基盤で管理したい場合は候補になります。サイト間でコンテンツを密接に連携させたいという理由だけで選ばず、ネットワークが目的に合うかを検討します。[1][3]
  • 拡張機能:各サイトがテーマやプラグインを自由に導入できる前提で運用を組まないでください。導入の申請先や確認担当を決めておきます。[2]
  • 変更の影響:テーマのコードを編集すると、そのテーマを使う各サイトに影響します。変更や更新を行う前に、対象サイトと確認方法を整理してください。[2]

参考文献・出典

  • Supervisor
    supervisor

    桑田 陽介

    代表取締役

    Web制作・運用・改善に20年以上携わり、WordPress、CMS構築、SEO、AWSなど、Webサイトの企画・制作から公開後の運用まで幅広く担当。実務経験にもとづき、本記事の内容・表現・技術情報を監修しています。

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