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サイトマップとは、Webサイトにどのようなページやコンテンツがあり、それらがどのように構成されているかを整理・伝達するものです。
ただし「サイトマップ」という言葉は、Web制作の現場で複数の意味に使われます。
代表的なのは、
の3つです。
Google Search Centralが「サイトマップ」と呼ぶものは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報と、各ファイルの関係を伝えるファイルを指します。検索エンジンはこのファイルを読み込み、より効率的にクロールを行います。[1]
種類 | 主な利用者 | 主な目的 | 代表的な形式 |
|---|---|---|---|
制作用サイトマップ | 制作者・発注者 | Webサイトのページ構成を整理する | 表、ツリー図、スプレッドシートなど |
HTMLサイトマップ | Webサイトの利用者 | サイト内のページを探しやすくする | HTMLページ |
検索エンジン向けサイトマップ | 検索エンジン | URLや更新情報などを伝える | XML、RSS/Atom、テキスト等 |
Web制作の初期段階では、Webサイトに必要なページを洗い出し、階層や関係を整理します。
例えば、
のようにページ構成を整理した資料を「サイトマップ」と呼ぶことがあります。
このサイトマップは、Web標準で決められたファイル形式ではなく、制作プロジェクトの情報設計・ページ管理に使う成果物です。
スプレッドシート、Excel、Figma、図、プロジェクト管理ツールなど、制作会社や案件に応じてさまざまな形式で作成されます。
Google Search Centralでは、サイトマップを、サイト内の重要なページとファイルを検索エンジンに伝え、ページの最終更新日や代替言語ページなどの情報も提供するファイルと説明しています。[1]
Web制作時のページ構成図と、検索エンジンへ送信するサイトマップは、目的も形式も異なります。
制作現場で「サイトマップを作る」と言われた場合、どちらを指しているのか確認することが重要です。
XMLサイトマップでは、検索エンジンに発見・クロールしてほしいURLを記載します。
なお、Googleがサポートするサイトマップの形式はXMLだけではなく、RSS/Atom、テキストファイルなども利用できます。実務では最も普及しているXML形式を指して「XMLサイトマップ」と呼ぶことが多くあります。[2]
Googleは、サイトマップによって、
などを伝えられると説明しています。[1]
Googleは、サイトマップを送信することはGoogleにその存在を知らせるだけで、Googleがサイトマップをダウンロードすることや、サイトマップを使ってURLをクロールすることは保証されないと明記しています。[2] 一方でGoogleは、サイトの各ページが適切にリンクされている場合でも、大規模なサイトや複雑なサイトなどでは、クロールを改善する手段としてサイトマップが役立つと説明しています。[1] ほとんどのCMSではサイトマップが自動的に生成されるため、運用コストが低い場合は利用しやすい仕組みです。[2]
そのため、
と考えるのは正確ではありません。
サイトマップは、検索エンジンがURLを発見・理解するための手段のひとつです。
Googleは、サイトの各ページが適切にリンクされていれば、通常はサイトのほとんどのページを検出できると説明しています。[1]
特に、
では、サイトマップが必要ない可能性があるとしています。[1]
ただし、小規模サイトでもサイトマップを用意して問題があるわけではありません。
CMSやWeb制作サービスが自動生成していることも多いため、運用コストが低い場合は利用しやすい仕組みです。[1]
Googleは、次のようなWebサイトではサイトマップが必要になることがあると説明しています。[1]
新規公開直後のサイトや、大規模サイト、コンテンツ量が多いサイトでは重要性が高くなります。
Googleがサポートするサイトマップでは、1ファイルあたり、
という上限があります。[2]
これを超える場合は複数のサイトマップへ分割し、サイトマップインデックスファイルでまとめて管理できます。[2][3]
サイトマップには、検索結果へ表示したいURL、つまり基本的には正規URLを記載します。[2]
同じコンテンツへ複数のURLからアクセスできる場合に、すべての重複URLを機械的に記載するのではなく、検索エンジンへどのURLを基準として扱ってほしいか整理することが重要です。
サイトマップでは、
/company/
のような相対URLではなく、
https://www.example.com/company/
のような完全なURLを記載します。[2]
サイトマップのlastmodでは、そのURLの最終更新日時を伝えられます。[2]
ただし、ページ内容が変わっていないのに毎日現在日時へ書き換えるなど、不正確な値にするべきではありません。値が信頼できないと判断されると、参照されなくなる可能性があります。
なお、priorityとchangefreqの値については、Googleは使用していないとしています。[2]
Google Search Consoleの「サイトマップ」レポートから、サイトマップのURLを送信できます。[2]
Search Consoleでは、Googleがサイトマップを取得した状況や、処理時に検出された問題などを確認できます。
robots.txtファイルへSitemap:の行を追加し、サイトマップの場所を伝える方法もあります。[2]
この方法では、Google以外の検索エンジンのクローラーもサイトマップの場所を見つけやすくなります。
HTMLサイトマップは、Webサイト内のページ一覧をリンク付きで階層形式で掲載したWebページです。
検索エンジン向けのサイトマップファイルとは異なり、主な利用者はWebサイトを閲覧する人です。
例えば、
といったサイトで、情報を探す補助として利用されることがあります。
ただし、HTMLサイトマップがあればグローバルナビゲーションや内部リンク設計が不要になるわけではありません。
ユーザーが日常的に利用する主要導線は、サイト全体のナビゲーションや各ページのリンクで分かりやすく設計することが基本です。
Web制作のサイト構成図としてのサイトマップでは、URL一覧だけでなく、次のような情報を管理することがあります。
大規模なリニューアルでは、サイトマップがページ制作の進行管理表として使われることもあります。
ただし、サイトマップとワイヤーフレームは別の成果物です。
サイトマップは主に「どのページが存在し、どうつながるか」を整理し、ワイヤーフレームは「1ページ内にどの情報・要素をどのように配置するか」を設計します。
「サイトマップ」という言葉だけでは、
のどれを指しているか分からない場合があります。
制作会社への依頼や社内でのやり取りでは、「制作サイトマップ」「HTMLサイトマップ」「XMLサイトマップ」のように目的まで含めて呼ぶと誤解を減らせます。
サイトマップへURLを登録しても、Webサイトのナビゲーションや内部リンクが自動的に改善されるわけではありません。
検索エンジン向けのサイトマップと、ユーザーが利用するサイト構造・内部リンクはそれぞれ考える必要があります。
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