概要

PHPは、Web開発に適したオープンソースの汎用スクリプト言語です。HTMLに処理を埋め込み、ページの内容を生成する用途などに使えます。[1]

PHPはどこで動くのか

Webサイトでの典型的な利用では、サーバーがPHPのコードを実行し、その結果をブラウザーへ送ります。利用者が受け取るのは処理の結果で、PHPのコードそのものをブラウザーで実行する仕組みではありません。[1]

一方、PHPはWeb専用ではありません。コマンドラインからスクリプトを動かす使い方もあり、その場合はWebサーバーやブラウザーを使わずに実行できます。[1]

PHPでできること

PHPでできることには、次のような処理があります。いずれも、目的に合わせてプログラムを実装して利用するものです。

  • ページ内容の生成:リクエストやデータに応じた内容を作る。[1]
  • フォームデータの処理:送信された入力を受け取り、必要な処理を行う。[1]
  • データベースとの連携:対応する拡張機能などを使って情報を扱う。[1]
  • コマンドライン処理:テキスト処理などをスクリプトとして実行する。[1]

PHPとHTML・JavaScriptの違い

HTMLが文書の内容や構造を記述するマークアップ言語であるのに対し、PHPは条件判断などの処理を記述する言語です。PHPをHTMLに組み込み、処理結果を含む文書を作ることもできます。[2][3]

Webでの代表的な使い方では、PHPがサーバー側の処理、JavaScriptがブラウザー内の操作や表示の変更を担います。ただしJavaScriptもNode.jsなどを通じてサーバー側で使えるため、言語ごとに実行場所が一つに決まるわけではありません。[1][4]

WordPressとPHPの関係

PHPは、WordPressを構成するプログラミング言語の一つです。WordPressを使うサイトでもPHPの動作環境を確認しますが、PHP自体はWordPressだけのための言語ではありません。[1][5]

PHPのバージョンとサポート期間

PHPの各リリース系統は、次の順にサポート段階が変わります。現在どの段階にあるかは、PHP公式のSupported Versionsで確認します。[6]

  1. アクティブサポート:報告された不具合やセキュリティ上の問題に修正を提供する段階。[6]
  2. セキュリティ修正のみ:重大なセキュリティ上の問題に限って、必要に応じて修正を提供する段階。[6]
  3. サポート終了:そのリリース系統へのサポートが終了した段階。[6]

WordPressが推奨する環境や、WordPress Coreが対応するPHPの範囲は、PHP公式のサポートとは別の基準です。Coreの対応表だけで、テーマやプラグインを含むサイト全体の互換性が保証されるわけではありません。[5][7][8]

PHPを更新する前に確認すること

更新前には、現在の構成、移行先との互換性、戻せる準備を順に整理します。以下は確認の前後関係を示す例で、PHP公式が一律に定めた操作手順ではありません。

  1. 現状を把握する:使用中のPHPと利用ソフトを確認する。WordPressでは、サイトヘルスの情報からPHPのバージョンを確認できます。[5]
  2. 互換性を調べる:移行する版の公式移行ガイドや、利用ソフトの対応情報を確認する。[9]
  3. 復旧に備える:バックアップと戻す方法を確認する。WordPressの公式更新ガイドも、更新前のバックアップを案内しています。[5]
  4. 動作を確かめる:必要な機能を検証し、問題があれば切替を進める前に対応を決める。

更新先の選定と実際の切替方法は、ソフトウェアやホスティング環境に合わせて確認します。「新しい版だから」という理由だけで本番へ適用しないことが大切です。

参考文献・出典

  • Supervisor
    supervisor

    桑田 陽介

    代表取締役

    Web制作・運用・改善に20年以上携わり、WordPress、CMS構築、SEO、AWSなど、Webサイトの企画・制作から公開後の運用まで幅広く担当。実務経験にもとづき、本記事の内容・表現・技術情報を監修しています。

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