概要

ノーコードは、利用者がコードを直接記述せずに、ツールが用意する機能を使ってアプリやWebサイトなどを組み立てる開発方式です。Google Cloudの解説では、ビジネスユーザーがコーディングを行わずにアプリを構築する方式として位置付けています。[1]

コードを書かないのは、ツールを使って構成する利用者の作業です。出来上がる仕組みの内部にコードが存在しない、という意味ではありません。

ノーコードで組み合わせるもの

組み合わせるのは、画面、データ、処理、外部との連携などです。具体的にどこまで構成できるかは、使うツールの機能によって異なります。

  • 画面:入力欄やボタン、情報を表示する部分。
  • データ:保存する項目と、それぞれの情報の関係。
  • 処理:入力された内容を保存するなどの動き。
  • 連携:外部サービスへ情報を渡したり受け取ったりする接続。

これらは構成要素の例です。操作もドラッグだけに限りません。Google Cloudは、視覚的な構成や事前に用意した部品に加え、自然言語を用いる方法も紹介しています。[1]

ローコードとの違い

ローコードとの主な違いは、利用者がカスタムコードを組み合わせることを前提にする範囲です。Google Cloudは、コードを書かずに構築する方式に対し、ローコードでは視覚的な構成とカスタムコードを組み合わせると区別しています。[1]

比較するときは、名称だけで判断せず、目的の機能を設定で実現できるのか、追加のコード記述を要するのかを確認します。

対応範囲と運用の注意点

コードを直接書かなくても、何を作り、誰が使い、どう運用するかの判断は必要です。導入前には、たとえば次の点を整理します。

  • 必要な入力・表示・処理が、ツールの対応範囲に含まれるか。
  • 利用者ごとのアクセス範囲や、保存する情報の扱いをどう決めるか。
  • 外部サービスとの接続を、誰が確認・管理するか。
  • 仕様変更や障害が起きたときに、誰が調査し修正するか。

ツールを選べばすべての要件を実現できるわけではありません。コーディングの有無と、設計・確認・保守が必要かどうかを分けて考えることが大切です。

参考文献・出典

  • Supervisor
    supervisor

    桑田 陽介

    代表取締役

    Web制作・運用・改善に20年以上携わり、WordPress、CMS構築、SEO、AWSなど、Webサイトの企画・制作から公開後の運用まで幅広く担当。実務経験にもとづき、本記事の内容・表現・技術情報を監修しています。

Contact us

『ホームページ制作の相談をしたい』『もっとたくさん商品を売りたい』等、ご要望をお伝えくださいませ。

疑問に思っていること、お困りごと、具体的な内容が未定でも、まずはお気軽にご相談くださいませ。