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Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)とは、Webページを利用するときの体験を、読み込み・操作への応答・画面の安定性から測る主要な指標の組み合わせです。CWVとも略されます。現在はLCP・INP・CLSの3指標で構成され、実際の利用環境での体験を評価します。[1]
数値を見るときは、「ページが速いか」だけでなく、どの場面で使いづらさが生じているかを分けて考えます。本記事では、各指標の基準と測定結果を読む際の注意点を整理します。
指標 | 測る側面 | 良好の基準 |
|---|---|---|
LCP(Largest Contentful Paint)[1] | 読み込みのパフォーマンス[1] | 2.5秒以下[1][2] |
INP(Interaction to Next Paint)[1] | ユーザー操作への応答性[1] | 200ミリ秒以下[1][2] |
CLS(Cumulative Layout Shift)[1] | 表示の視覚的な安定性[1] | 0.1以下[1][2] |
判定には、モバイルとデスクトップを分けた75パーセンタイルの値を用います。これは測定値を小さい順に並べたとき、下位約75%までを含む境界の値です。平均値や、手元で一度だけ測った結果とは異なります。3指標すべてで、この値が推奨基準を満たすことが合格の条件です。[1]
たとえば、自分のパソコンでは快適に見えても、それだけで利用者全体の結果を判断しない、という読み方になります。どれか一つが基準を外れている場合は、その側面から確認を進めます。
実際の利用者から集めるフィールドデータと、条件を設定して測るラボデータは用途が異なります。Chromeユーザーエクスペリエンスレポート(CrUX)は、実ユーザーの匿名化された測定データを収集します。一方、ラボでの測定は問題を調べるために役立ちますが、フィールドでの測定を置き換えるものではありません。[1]
たとえば、ユーザー操作を伴わずにページを読み込むLighthouseの通常のテストでは、INPそのものを測れません。表示されるテストスコアだけで、実ユーザーの操作への応答まで良好だと判断しないことが大切です。[1]
Google Search ConsoleのCore Web Vitalsレポートは、ステータス・指標の種類・URLグループで結果をまとめます。表示されるグループの状態を、そのまま個別URLだけの測定結果だと受け取らないようにします。[2]
データが表示されない場合も、「良好」や「問題あり」と即断はできません。Googleは、選択したデバイスタイプの情報がCrUXに十分ない場合や、新しいプロパティへの反映に時間がかかる場合を挙げています。まず、対象デバイスとデータの有無を確認します。[2]
Googleのランキングシステムは、この指標群を使用します。ただし、レポートで良い結果が出ても検索上位が保証されるわけではないと、Googleは明記しています。[3]
改善では、どの指標に問題があるかを特定し、テストで原因を調べ、実ユーザーのデータも確認する流れを意識します。テクニカルSEOの中で利用体験を整える際にも、数値を目標として追うだけでなく、利用者が困る場面に結び付けて考えます。
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Web制作・運用・改善に20年以上携わり、WordPress、CMS構築、SEO、AWSなど、Webサイトの企画・制作から公開後の運用まで幅広く担当。実務経験にもとづき、本記事の内容・表現・技術情報を監修しています。