概要

AI Overviews(AIによる概要)とは、Google検索で、検索内容に応じて生成AIを利用した概要を検索結果に表示する機能です。概要だけでなく、内容をさらに確認するためのWebページへのリンクも表示されます。[1][2][3]

Googleは2024年5月に米国でAI Overviewsを公開し、同年8月には日本を含む複数の国・地域へ提供を拡大しました。[1]

用語

日本語表記

提供

分類

米国公開

日本での提供開始

AI Overviews

AIによる概要

Google

AI・生成AI・AI検索

2024年5月

2024年8月

AI Overviewsとは

検索結果にAIによる概要を表示する機能

AI Overviewsは、複雑なトピックや質問について要点をすばやく把握できるようにするGoogle検索の機能です。[2]

従来の検索結果では、複数のWebページへのリンクを確認しながら情報を探すことが中心でした。AI Overviewsでは、検索結果上でAIが生成した概要を確認し、その内容をさらに調べたい場合は、概要とともに示される関連Webページへアクセスできます。

すべての検索で表示されるわけではない

AI Overviewsは、通常の検索結果に対して追加の価値を提供できるとGoogleのシステムが判断した場合に表示されます。そのため、すべての検索キーワードや質問で必ず表示される機能ではありません。[2]

AI Overviewsの仕組み

複数の情報を探索して回答を生成する場合がある

Googleによると、AI OverviewsやAI Mode(AIモード)では「query fan-out(クエリ ファンアウト)」と呼ばれる手法を利用する場合があります。これは、ユーザーの質問に関連する複数のサブトピックやデータソースについて検索を行い、回答を組み立てる方法です。[2]

この過程で、回答を裏付ける関連Webページが特定され、AIによる回答とともにリンクが表示されます。[2]

AI Overviewsと通常の検索結果は共存する

AI Overviewsでは、概要とあわせて、内容を確認するためのWebページへのリンクが表示されます。ユーザーはAIによる概要だけでなく、元となるWebページを確認できます。[1][2]

WebサイトをAI Overviewsに表示させるには

Googleは特別な最適化は不要と説明している

Googleは、AI OverviewsやAI ModeにWebページが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もないと説明しています。従来のSEOの基本的なベストプラクティスが引き続き有効としています。[2]

また、AI機能で表示されるために、AI向けのテキストファイルや新たなマークアップ、特別なschema.orgの構造化データを追加する必要もないとしています。[3]

Google検索に表示できる状態が前提になる

AI Overviewsで関連リンクとして表示されるためには、そのページがGoogle検索にインデックスされ、通常の検索結果でスニペットを表示でき、Google検索の技術要件を満たしている必要があります。Googleは、これ以外に追加の技術要件はないとしています。[2]

ただし、これらの要件を満たしても、AI Overviews自体が、通常の検索結果に対して付加価値があるとGoogleのシステムが判断した場合にのみ表示されるため、常に表示されるわけではありません。[2]

そのうえで、クロールを妨げないこと、重要なコンテンツをテキストでも提供すること、サイト内リンクでページを見つけやすくすることなど、通常のSEOで推奨される取り組みが重要になります。[2]

AI OverviewsとSEOで知っておきたいこと

AI検索だけを目的にした特殊な施策に依存しない

Googleは2026年5月、生成AIを利用した検索機能への最適化についてのガイドを公開し、SEOの基本が生成AI機能でも引き続き土台になると説明しました。[3][4]

AI検索のためだけに特殊な手法へ置き換えるのではなく、独自性や価値のあるコンテンツを提供し、検索エンジンが適切にアクセス・理解できるWebサイトを作ることが基本になります。

Search Consoleで表示状況を確認する

AI Overviewsなどに表示されたページのデータは、Search Consoleの検索パフォーマンスレポート(検索タイプ「ウェブ」)の全体数値に含まれます。[2]

さらにGoogleは2026年6月、Search Consoleで生成AI機能での表示状況を個別に確認できるレポートを発表しました。このレポートでは、AI OverviewsやAI Modeなどの生成AI機能に自社サイトのURLが表示された回数(インプレッション)を、ページ、国、デバイス、日付ごとに確認できます。[5]

このレポートは当初、一部のサイトから段階的に提供され、Googleは2026年8月31日時点で世界中のすべてのウェブサイトへの展開が完了したと案内しています。ただし、生成AI機能で十分なインプレッションがない場合などは、レポートが表示されないことがあります。[5][6]

AI機能でWebサイトがどのように表示されているかを把握するときは、従来の検索順位とあわせて、こうした表示状況も確認することが重要になります。

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