概要

WordPressアップデートとは、WordPress本体(コア)、プラグイン、テーマ、翻訳などを新しいバージョンへ更新する作業です。WordPressの管理画面では「ダッシュボード > 更新」から、利用可能な更新を確認できます。[1]**[2]

WordPress本体の更新には、セキュリティ更新などのマイナー更新と、新機能を含むメジャーリリースがあります。WordPress公式はWordPress本体を最新バージョンへ更新するよう案内しており、更新前にはデータベースとファイルのバックアップを確保することが重要です。[1]**[3]

用語

読み方

分類

主な更新対象

主な確認場所

WordPressアップデート

ワードプレスアップデート

WordPress

WordPress本体、プラグイン、テーマ、翻訳

ダッシュボード > 更新

WordPressアップデートとは

WordPress本体だけを更新する作業ではない

WordPressサイトでは、WordPress本体に加えてテーマやプラグインもそれぞれ別のソフトウェアとして動作しています。管理画面の「更新」画面では、WordPress本体、プラグイン、テーマ、翻訳の更新を確認できます。[2]

そのため「WordPressを更新する」という場合、実務上はWordPress本体だけでなく、サイトを構成するテーマやプラグインも含めて更新状況を確認する必要があります。

更新には自動更新と手動更新がある

WordPress本体には自動バックグラウンド更新の仕組みがあり、管理画面からのワンクリック更新や手動更新も用意されています。[1] プラグインについても管理画面から個別・一括で更新でき、自動更新を有効・無効にする設定があります。[4]

どの更新方法を使うかは、サイトの重要度、更新頻度、検証体制、バックアップ体制などに合わせて決めます。

なぜWordPressをアップデートする?

セキュリティ修正を反映するため

WordPressは継続して開発されており、セキュリティ上の問題に対する修正もリリースされます。WordPress公式の更新ガイドでも、WordPressを最新バージョンへ更新するよう案内しています。[1]

新機能や改善を取り込むため

プラグイン開発者は、新機能の追加、コード品質の改善、セキュリティ維持などのために更新を提供します。WordPress本体との互換性を保つ観点からも、各構成要素の更新状況を確認します。[4]

古い環境を放置しないため

WordPress本体だけが新しくても、古いテーマやプラグインが残っていれば、サイト全体が最新の状態とはいえません。逆に、プラグインだけを先に更新したことで、利用中のテーマやWordPress本体との組み合わせに問題が出ることもあります。

アップデートは単独の作業ではなく、サイトを構成するソフトウェア同士の組み合わせを確認しながら進める作業です。

WordPressアップデート前に確認すること

データベースとファイルをバックアップする

WordPress公式の更新ガイドは、更新前にWordPressをバックアップするよう案内しています。[1] 復元にはデータベースとファイルの両方が必要になるため、[3] 片方だけのバックアップでは更新前の状態に戻せない場合があります。

更新で不具合が発生した場合に元へ戻せるよう、更新直前の状態を復元できるバックアップを用意します。

更新内容と互換性を確認する

プラグインについては、WordPress管理画面やプラグイン情報から、現在のWordPressバージョンとの互換性情報を確認できます。[4] 重要なフォーム、EC、会員機能、独自開発機能などがあるサイトでは、更新対象の変更内容も確認しておくと切り分けがしやすくなります。

影響の大きいサイトでは検証環境を使う方法もある

企業サイトやECサイトなど、停止や不具合の影響が大きいサイトでは、本番と近い検証環境で先に更新し、表示や主要機能を確認してから本番へ反映する運用があります。これはWordPressの必須仕様ではなく、更新リスクを管理するための実務上の方法です。

アップデート後に確認すること

更新完了の表示だけで判断しない

管理画面で「更新しました」と表示されても、サイト固有の機能がすべて正常に動作しているとは限りません。更新後は、実際のWebサイトと管理画面を確認します。

  • トップページや主要ページが正常に表示されるか
  • レイアウトやJavaScriptの動作に崩れがないか
  • お問い合わせフォームが送信できるか
  • ログインや編集など管理画面の主要操作ができるか
  • ECや会員機能など重要な機能が動作するか
  • エラーや警告が発生していないか

問題が見つかった場合は、更新した項目を切り分け、必要に応じてバックアップから復元します。複数のプラグインやテーマを同時に更新する場合は、どの更新が原因か追いやすい手順を決めておくと対応しやすくなります。

WordPress本体を直接編集している場合の注意

WordPress公式の更新ガイドでは、WordPress本体の更新処理がコアのファイルやフォルダーに影響し、コアファイルへ直接加えた変更は失われると警告しています。[1]

独自の変更が必要な場合は、WordPress本体を直接書き換えるのではなく、テーマや子テーマ、プラグイン、フックなど、更新でコアを置き換えても維持できる方法で実装するのが基本です。

アップデートと保守の違い

アップデートは、WordPress保守に含まれる代表的な作業のひとつです。保守には、更新だけでなく、バックアップ、セキュリティ確認、Site Healthの確認、障害対応などが含まれる場合があります。

「自動更新を有効にしているから保守は不要」とは限りません。更新が正常に完了したか、更新後に主要機能が動いているか、障害時に復元できるかまで含めて運用体制を考える必要があります。

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