概要

Contact Form 7(コンタクトフォームセブン)とは、WordPressにお問い合わせフォームを追加・管理するためのプラグインです。フォーム項目と送信メールの内容を管理画面で設定し、ブロックまたはショートコードを使って固定ページなどにフォームを表示できます。[1]

Contact Form 7では、テキスト、メールアドレス、電話番号、テキストエリア、チェックボックス、ラジオボタン、選択メニュー、ファイルアップロードなどのフォームタグを組み合わせてフォームを作成できます。[7] 一方、Contact Form 7単体では送信されたメッセージを保存しないため、履歴保存が必要な場合は別の仕組みを用意する必要があります。[3]

用語

読み方

分類

主な用途

送信内容の標準保存

Contact Form 7

コンタクトフォームセブン

WordPressプラグイン

お問い合わせ・申込み等のフォーム作成

保存しない

Contact Form 7とは

WordPressにフォームを追加するプラグイン

Contact Form 7では、WordPress管理画面の「お問い合わせ」から複数のフォームを作成・管理できます。公式ドキュメントでは、作成したフォームをブロックエディターのContact Form 7ブロックで選択する方法と、ショートコードを固定ページ等へ配置する方法が案内されています。[1]

フォームの見た目と入力項目、送信メールの宛先・件名・本文などを分けて設定できることが特徴です。

フォームとメールは別々に設定する

Contact Form 7では、ユーザーが入力する画面を「フォーム」タブで設定し、送信時に作成されるメールを「メール」タブで設定します。[1]**[2]

例えばフォーム側で、

  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • お問い合わせ種別
  • 本文
  • ファイル

などの項目を定義し、それぞれの値をメール側のテンプレートへ差し込みます。

フォームに入力欄を作っただけでは、メール本文へその値が自動的に希望どおり配置されるとは限りません。フォームタグと、それに対応するメールタグを理解して設定する必要があります。

Contact Form 7でできること

基本的なお問い合わせフォーム

一般的なお問い合わせフォームで利用するテキスト、メールアドレス、電話番号、テキストエリア、チェックボックス、ラジオボタン、選択メニューなどを組み合わせられます。Contact Form 7の公式ドキュメントでは、これらをフォームタグの種類として案内しています。[7]

ファイルアップロード

ファイルアップロード項目を追加し、送信されたファイルをメールへ添付できます。公式ドキュメントでは、フォーム側に file または file* のフォームタグを設定し、メール側の添付ファイル欄へ対応するメールタグを設定する手順が説明されています。[4]

ファイルを受け付けるフォームでは、必要以上に大きなファイルや不要なファイル形式を受け付けないよう、用途に合わせて制限を設定することが重要です。

自動返信メール

Contact Form 7の「Mail (2)」は、追加のメールテンプレートとして利用できます。公式ドキュメントでは、自動返信メールとして使われることが多い機能として説明されており、メインのメール送信が成功した場合に送信されます。[2]

ユーザーへ受付内容を自動返信したい場合は、入力されたメールアドレスを宛先としてMail (2)を設定します。

スパム対策との連携

Contact Form 7には外部APIとのインテグレーション機能があり、公式ドキュメントではreCAPTCHA v3との連携方法が案内されています。[5]

スパム対策はフォームを公開した後も継続的に確認する必要があります。外部サービスの仕様は変更されることがあるため、実際の導入時点でContact Form 7と連携先の最新ドキュメントを確認します。

メール設定で重要なポイント

Fromはサイトと同じドメインのアドレスを基本にする

Contact Form 7の公式ドキュメントでは、メール設定のFrom欄には、そのWebサイトと同じドメインに属するメールアドレスを設定するよう案内しています。異なるドメインを指定すると設定エラーになります。[2]

例えばサイトが example.com であれば、送信元には wordpress@example.com や contact@example.com のような同一ドメインのアドレスを使い、ユーザーが入力したメールアドレスはReply-Toへ設定する方法があります。

ユーザー入力のメールアドレスをそのままFromにする設定は避け、返信先として使う場合はReply-Toへ設定します。Contact Form 7公式のメール設定ベストプラクティスでも、Fromにはサイトと同じドメインのアドレスを使い、必要な返信先はReply-Toで指定する方法を案内しています。[6]

Contact Form 7はメール配送サービスそのものではない

Contact Form 7はフォームから送信内容を受け取り、WordPressのメール送信処理を通じてメールを作成するプラグインです。

そのため、フォームの設定が正しくても、メールサーバーや受信側の迷惑メール判定などの影響でメールが届かない場合があります。Contact Form 7の公式FAQでは、送信完了の表示が出ていてもメールを受信できない場合があり、メールサーバーのログやスパムフィルターの確認が手がかりになると案内しています。[8] フォーム公開時には、管理者宛メールと自動返信メールの両方を実際に送信して確認します。

送信内容は自動保存されない

Contact Form 7を利用するうえで特に重要なのが、Contact Form 7単体では送信メッセージを保存しない点です。

公式FAQでは、送信されたメッセージを管理する場合、同じ開発者による別プラグイン「Flamingo」をインストールする方法が案内されています。[3]

そのため、メール障害が発生した場合でも問い合わせ内容をWordPress側に残したいサイトでは、送信内容を保存する仕組みを検討します。

ただし、氏名、メールアドレス、電話番号、お問い合わせ内容などをデータベースへ保存する場合は、保存期間、閲覧権限、バックアップ、削除方法なども運用として決める必要があります。

Contact Form 7が向いているケース

Contact Form 7は、次のような比較的シンプルなフォームをWordPress内で管理したい場合に使いやすい選択肢です。

  • 一般的なお問い合わせ
  • 資料請求
  • 簡易的な申込み
  • 採用エントリー
  • ファイル付き問い合わせ
  • 自動返信が必要なフォーム

一方、複雑な承認フロー、会員情報との強い連携、大規模な応募管理、決済を含む申込み、詳細なCRM連携などが必要な場合は、Contact Form 7だけで完結させるのではなく、専用システムや外部サービスとの連携を含めて設計します。

導入後に確認すること

フォームは「画面が表示された」だけでは正常稼働を確認できません。公開時には少なくとも次を確認します。

  • 必須項目が正しく判定される
  • 入力内容がメールに正しく反映される
  • 管理者宛メールが届く
  • 自動返信を設定した場合はユーザーにも届く
  • Reply-Toが意図したアドレスになっている
  • ファイル添付を使う場合は許可形式・容量・受信を確認する
  • スマートフォンでも入力・送信できる
  • エラー時のメッセージが利用者に理解できる
  • 送信完了をアクセス解析・広告計測する場合はイベントが正しく発火する

企業サイトでは、フォームが重要な問い合わせ導線になっていることが多いため、WordPressやプラグインの更新後にも送信テストを行う運用が重要です。

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