概要

E-E-A-T(イーイーエーティー)とは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を並べたものです。Googleは、有用なコンテンツを判断する際の説明や、検索品質評価の枠組みでこの考え方を用いています。[1]

Googleの説明では、四つの要素の中でも信頼性が最も重要です。ほかの要素は信頼性を支えるものですが、すべてで優れていることが必須というわけではありません。実体験が役立つ内容もあれば、高い専門性が役立つ内容もあると説明されています。[1]

この枠組み自体がランキングに直接影響する要因なのではありません。Googleは、これらの観点で優れた内容を特定するため、要素の組み合わせを使用すると説明しています。[1]

四つの要素をどう理解するか

以下は、Googleの説明にある四要素を、内容を読む際の観点として簡潔に整理したものです。[1][2][3]

要素

日本語

内容を見る際の観点

Experience

経験

実際に使った、訪れた、取り組んだ経験が内容に表れているか

Expertise

専門性

そのテーマを理解する知識や専門的な説明が示されているか

Authoritativeness

権威性

作成者やサイトが、そのテーマについて参照先となる情報源として知られているか [3]

Trustworthiness

信頼性

内容が正確で、情報源や作成者などを確認でき、信頼できるか

経験と専門性は同じものではない

Googleの公式発表では、商品を使った経験、場所を訪れた経験、体験を伝えた経験などを、経験という観点の例に挙げています。専門知識を持つ人による情報が必要な場面と、実際に体験した人の話が役立つ場面を区別しています。[2]

たとえば、その発表では、確定申告の方法を説明する情報について会計の専門家の内容を読む場合と、確定申告ソフトウェアのレビューについて利用経験のある人の議論を読む場合を例示しています。必要な知識や経験は、読者が求める情報によって変わります。[2]

信頼性を中心に考える

Googleは、信頼性が最も重要であり、経験や専門性などがその一因になると説明しています。また、内容の自己評価項目として、明確な情報源、作成者やサイトの背景情報、明らかな事実誤認がないことなどを挙げています。[1]

内容を確認するときは、肩書きやプロフィールに加えて、本文の根拠、確認できる情報、説明の正確さも見ます。

検索順位と品質評価者の関係

直接の順位要因とは説明されていない

Googleは、E-E-A-T自体はランキングに直接影響する要因ではないと明記しています。一方で、その観点で優れたコンテンツを特定するための要素の組み合わせは使用すると説明しています。[1]

したがって、プロフィールの追加や、特定の肩書きの掲載によって、順位が何位上がるといった結果を断定することはできません。SEOとの関係を考える際も、内容の信頼性を確認する観点と、順位を保証する条件を区別します。

評価者がページの順位を決めるわけではない

Googleには、アルゴリズムが適切な検索結果を示しているかについて、知見を提供する検索品質評価者がいます。評価者は、この枠組みの観点で内容を判断するための訓練を受けています。[1]

ただし、Googleは、評価者がページの掲載順位を制御することはなく、そのデータがランキングアルゴリズムで直接使用されることもないと説明しています。評価は、システムやその変更が適切に機能するかを確認するためのフィードバックです。[1]

YMYLのテーマでは特に重視される

Googleは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利に大きく影響する可能性があるテーマを「Your Money or Your Life」、略してYMYLと呼びます。こうしたテーマでは、この枠組みの観点で優れたコンテンツを特に重視すると説明しています。[1]

医療やお金に関わる内容を扱う際の確認例は、個人の体験と専門知識に基づく説明を区別し、それぞれの根拠を示すことです。自分が経験した結果を、そのまますべての人に当てはめないようにします。

コンテンツを確認する際の使い方

Googleは、内容を「誰が作成したか」「どのように作成したか」「なぜ作成したか」という観点で評価することを推奨しています。[1]

  • 誰が:著者や関係者、背景や専門分野を確認できるか。
  • どのように:調査・テスト・制作などの過程について、読者に役立つ説明があるか。
  • なぜ:検索からのアクセスを増やすことだけでなく、読者の役に立つことを目的としているか。

これらはGoogleの案内を整理した確認項目です。[1] 項目ごとの情報が本文を支えているか、読者が根拠と説明の範囲を理解できるかを確認します。

参考文献・出典

  • Supervisor
    supervisor

    桑田 陽介

    代表取締役

    Web制作・運用・改善に20年以上携わり、WordPress、CMS構築、SEO、AWSなど、Webサイトの企画・制作から公開後の運用まで幅広く担当。実務経験にもとづき、本記事の内容・表現・技術情報を監修しています。

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